『急がなくてもよいことを』/ひうち棚
KADOKAWA ビームコミックス刊
【BOOKS担当レコメンドコメント】
読んだら、すぐそこの、あなたのつま先にある、ほこり。明日朝起きて顔を洗うときに洗面所をつたう水。どこかで暮らす知らん人のぼーっとした顔。意味はなくとも何もかも全てが必要で過ぎ去っていくのが惜しい瞬間なんだと思わされます。わたしの全てもそうなんだろうか。あとひとこと。なんでこんなに安いの。
─以下版元紹介文より引用─
著者のひうち棚さんが2009年から2021年まで、毎日少しずつ丁寧に描いてきた随筆マンガ作品を一冊に。
恥ずかしくもある「昔」の記憶、いろいろある「今」の情景、そしてまだ見ぬ「未来」への願いの詰まった作品集は、たっぷり250ページの分厚い単行本になりました。
それでも、人の人生を、毎日を描ききるには充分な枚数ではないのかもしれません。
ですがきっと、忘れていた大事な時間や大切な人たちのことを、思い出すことはできます。
美しい線で光が描かれ、コマとコマの間に流れ始める時間は、私たちの人生の記憶と穏やかに重なります。
家のどこかにある、忘れていたアルバムの写真を眺めるように、ゆっくり少しずつ、楽しんで読んでいただきたい一冊ができました。
●●●収録作品●●●
「映画の思い出」「おてがみ」「ひとごと」
「ユートピア」「城山」「デジカメ」
「父の母」「デート」「フォトグラフ」
「遠回り」「一年目」「きんかん」
「急がなくてもよいことを」「空白期間」
「まだ今日」「夏休み」「柿の木」「海」
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A5判
256P / ソフトカバー